足部(足根骨)を調整することの大切さ!
こんにちは! トレーナーの今井です。。。
新年明けて早1週間となりますが、今年も多くのお客様にご来館いただきまして、嬉しい限りです。いつもありがとうございます!
さて、今回は、足部に関するお話させていただきます。
足部は立位の際に、床と接地している唯一の箇所であるため、良い姿勢・機能的な姿勢・動きを促すのに一番重要な箇所であります。建築で例えると、土台の部分がぐらついたり傾いたりしていては安定した建物が作れないのと一緒ですね。
もちろん、美しい姿勢・機能的な姿勢を作るという観点からは、胸をひらく・骨盤を立てる・お腹を引き締めるといったトレーニング・アプローチを促すことは非常に重要ですが、土台である足部の安定感がなければ、歩行することで徐々に崩れていく訳です。
そんな重要な箇所であるからこそ、上図のように26個もの骨があり、それぞれ関節運動をする訳ですが、非常に難しいメカニズムなため、身体とのつながり方(運動連鎖)・アプローチ方法等に指導者も非常に頭を悩ませる箇所であるとも思われます。
また、セッション内でも大切な箇所であることは分かっているものの、足部を覆っている筋肉は他の箇所と比較して小さいため、足部のアプローチ・トレーニングのみでセッション内の時間のほとんどを使ってしまうことによる、他の箇所のトレーニングはもちろんのこと、お客様が期待しているトレーニング後の爽快感・疲労感・脂肪分解を促すホルモン応答・代謝量をアップさせる筋肉への刺激等々の様々な効果が薄れてしまうのではないかといった少しばかりの焦りから、優先順位を下げてしまうことも多々あると思われます。
そんな中、どの程度足部が崩れているかを評価し、上記のようにセッション内で実施したいこととの優先順位を考慮しつつ、より効率的なアプローチ方法を日々研究している次第でございます。
では、実際に足部と下肢のつながりを画像でご覧ください!
アプローチ前
アプローチ後
上図は、外反母趾・変形性膝関節症・腰痛による痛みを解消したく、6年前からご来館いただいている方の同日の写真となります。現在は痛みは全くなく、全身の姿勢・機能も大きな変化が見られます(6年前の画像はご本人様の許可がおりておりませんが、許可がおりないような状態とお察しいただきますと幸いです)が、現在でもセッション前と後ではこれだけの違いがでます。
この足部の調整が
足部アプローチ前
足部アプローチ後
上図のように、足部の調整をすることで下肢(足部とすねと太もも)の位置関係を見事に調整してくれる訳です(もちろん骨盤より上部も変化します)。
セッションからまた次のセッションの時には、足部アプローチ前の状態かほんのちょっぴり前進しているくらいに戻ってしまう訳ですが、6年前の状態と比較をすると、「評価→関節可動域拡大→トレーニング」することを継続することでやっとここまで改善できたことに、短期的に身体を変えることは根本的に難しいのだと感じております。(お客様の地道な頑張りに本当に感謝しております!)
今回は足部のお話をさせていただきましたが、今月下旬に開催させていただきます指導者の方向けのセミナーでも(下記をご参照いただきますと幸いです・・・定員まで残り3名様となります)足部だけで1時間は実技を中心にお話をさせていただきますので、宜しければご参加いただきますと幸いです。(バージョンアップしておりますので、昨年ご参加いただいた方もお待ちしております!)
では、また次回まで。。。
今井
新規体験ご希望の方は↓↓↓まで
~「銀座 TRUE」~
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mail:info@kaatsu-true.jp
tel:03-6226-2808
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※NSCA認定資格保有者(CSCS/NSCS-CPT);当セミナーは、 「資格更新のための継続教育活動(CEU)」となります。【0.25(A)】のCEUが取得できます。
【日時】
2015年1月25日 (日) 15:30~18:00
【講師】
今井 宏(銀座TRUE 代表、NSCA-CSCS、CPT、日本アスレティック医科学協会認定HOPSマスタートレーナー )
【定員】
10名程度
【受講料】
5,000円(税込)(当日お支払いただきます)
【ご持参いただくもの】
ウエア・筆記用具
【申込方法】
TEL:03-6226-2808
MAIL:info@kaatsu-true.jp 迄ご連絡くださいませ。(お名前と連絡先をお伺いいたします)
(※NSCA資格保有者は、資格種類、資格取得年、会員番号も)を明記及びご連絡いただきますようお願い致します。
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