膝の捻じれを解消する大切さ
こんばんは! トレーナーの今井です。
今年の冬は一段と気温の高低差が激しいですが、常にグッドコンディショニングを保てるよう、一日一日を大切に過ごしていきたいものです。
さて、今回は「膝」に関するお話です。
足部・股関節のお話をブログにて頻繁にさせていただいておりますが、その間の膝関節も非常に大切です。
「膝」は特に痛みを発しやすい箇所でもあります(女性は特に・・・)
足部の崩れ、股関節の機能不全が解決しても 膝関節の機能が上がってこないと、下肢の健康な状態とは言えません。
膝の痛みといっても様々ありますが、 膝のお皿(膝蓋骨)の位置が悪くなることによる痛みというものは非常に多いです。(膝蓋大腿関節)
膝のお皿の位置に対して、脛骨の中心の位置(下写真で白いテープ)が外にずれるほど、お皿が外方に位置しやすくなるリスクが高まります。
下写真のように脛骨を内側に回すトレーニングがおススメですが(下腿内旋)、その人の歩き方・立ち方を観て、何か邪魔しているものはないか評価していきます。
ももの外側・股関節外側はその代表と言えると思いますが、今回はもも裏の筋肉にターゲットを絞って実験してみました。
①内側ハムストリングスのリリース&リリース後の下腿内旋可動域
②膝窩筋のリリース&リリース後の下腿内旋可動域
③外側ハムストリングスのリリース&リリース後の下腿内旋可動域
上から順番に実施したため、どんどん可動域が増加したことも考慮しなければなりませんが、感覚的にも視覚的にも、膝窩筋・外側ハムストリングスをリリースした後が格段に可動域が増えております。
このように捻じれを取り除くことによって、脛骨が内方に移動してきいることが確認できると思います(X脚・O脚がまっすぐになってきます)。
下記のお客様は(50代女性)、今年の1月に2週間ほどスキーをされる予定を立てられており、昨年10月頃から右膝の痛みを解消するためのトレーニングを実施致しました。時期的にも週1回のトレーニングでは間に合わないため、シートをお渡しして、セルフでほぐす・ストレッチ&自重での臀部のトレーニングを実施していただきました。「TRUE」でのトレーニング内容は40分以上は可動域の改善、15分程度トレーニングを実施致しました。
2013年10月
2014年2月
下の写真は先日撮ったばかりですが、「今までの人生の中で一番良い滑りが出来た」と満面の笑顔をいただきました!本当に嬉しい限りです。
右下肢の痛み・アライメントの崩れによる、骨盤より上部の左右非対称もありましたが、右の足部~膝~股関節の機能がよくなったと同時にアプローチなしでほぼ問題ない状態になりました。 肩甲帯・脊柱からアプローチをする場合もありますが、「立つ・歩行する」という能力を兼ね備えた人間である以上、足部~股関節の機能は大切だなと改めて認識しました。
では、また次回まで。。。
今井
「加圧×パーソナルトレーニングスタジオ 銀座 TRUE」
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